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釣り団体・行政ニューストップ

北海道アングラーズペンクラブ 【2011年記事一覧】


 前号で、見た目や先入観にとらわれず、もっといろんな魚を食べようと書いた。反省を込めて、釣り人も折角釣った魚をもっと食べてみるべきだろう。活魚を売り物にしたすすきのの居酒屋の水槽にはフサギンポが泳いでいた。刺身になるという。タウエガジ科の魚で、仲間にはワラズカ(標準和名はナガヅカ)などという魚もいる。ワラズカは白身魚でかまぼこの高級原料(卵巣は有毒なので注意)だ。釣り人はこれらはまとめて、ガジとかガンジなど呼ぶ。釣れると眉間にしわを寄せ、蹴飛ばして海に返してしまう。私は持ち帰って、天ぷらにして食べたが、見た目とは違って実に上品な味だった。
(写真説明)
すすきので活魚の刺身用となっていたフサギンポ
 釣り魚として最もポピュラーなのはチカだろう。年中どこかで釣れている。スーパーでは雑魚扱いだが、売り方次第では高級魚になる。札幌市の平岸の居酒屋では、チカの刺身を売り物にしていた。しかも根室の方で獲れるジャンボチカだ。普通はせいぜい20センチぐらいだが、ここのは25センチ以上あり、サンマ並だ。ルートがあって新鮮なやつが手に入るという。チカの姿作りはなかなかしゃれていた。
 
おいしいのに嫌われる
代表格はウグイ

 最近テレビで深海魚を釣ったり食べたりする人気番組を何度かみた。私も同じような経験がある。北海道で最も深い場所で行う釣りは、太平洋の苫小牧沖などでのメヌケ(標準和名はオオサガ)釣りだ。水深は700メートルくらいある。釣り糸が1000メートルも巻いてある大きな電動リールを使う。釣り道具をそろえるだけでも30万円ぐらいかかるマニアックな釣りだ。7、8キロもあるような高級魚のメヌケが釣れたら大喜びだが、そうとは限らない。船頭がカラスハモ(標準和名ほらアナゴ)と呼んでいた1メートルもあるような黒いアナゴも釣れた。脂がのっていて結構うまかった。頭でっかちのサメのようなオニヒゲという魚は、刺身で食べたら見た目も味もほとんどマダイだった。深海にはまだまだ未知の資源が眠っている。
 簡単に釣れて料理次第ではおいしいのに、うとまれている魚の代表格はウグイだろう。ウグイはコイ科の魚で、標準和名ではウグイ、エゾウグイ、マルタの3種類いるが、まとめてウグイと呼んでいる。産卵期にはお腹が赤くなることからアカハラとも呼ばれる。海でも川でも釣れる。リリースするとまた釣れるからと、港の岸壁などに放置され、カラスやカモメのエサになったりする。北方領土のビザ無し渡航であちらの家庭を訪問した人が、ウグイを当たり前のように食べていて驚いたという。北海道でも昔はサケ、マスと同じように漁の対象になっていて、アイヌの人々などの貴重な食料だった。「北海道の全魚類図鑑」(北海道新聞社刊)にも、冬から産卵期にかけては美味と書いてある。敬遠されるのは生臭いとか小骨が多いといった理由のようだが、本当はみんなが食べないからという風評被害ではないだろうか。こうした冷たい仕打ちに、(財)北海道栽培漁業振興公社の機関誌「育てる漁業」(平成21年2月1日429号)には、もっとウグイを利用しようとの趣旨で料理法などについて分かりやすく解説した記事が掲載されている。同公社のホームページにものっているので、ぜひご一読を。



釣りは魚の食育最前線
釣りと魚のよもやま話(39)ヤマミチ・マサカツ
(ウイングサッポロ2011年4月号掲載に一部加筆)


 釣り人は当然ながら魚を食す機会が多い。機会だけでなく、魚の種類も多い。普段はスーパーで魚を物色するわけだが、札幌辺りの品揃えはどこも似たりよったりでつまらない。先日、テレビでシラミカジカ(標準和名オクカジカ)が話題になっていた。漁業資源としてもっと利用しようという趣旨だった。すり身などにするとうまいという。苫小牧辺りから東の方でよく釣れる。釣れすぎて嫌になることもある。50センチほどに育つが、頭がでかい割りに胴はスリムで、いまいち食欲をそそらない。みそ汁にしてもいいダシが出るのだが、ご近所に差し上げても喜ばれないから、自分の分だけ確保して海に戻すことになる。それにしても、シラミカジカとはありがたくない名前だ。体色がシラミがたかっているように見えるからか。
(写真説明①)
利用が注目されているシラミカジカ
 見た目が悪かったり名前がダサい?と、不人気になりがちだ。ドンコ(同エゾイソアイナメ)もそうである。日高沿岸から南の方でよく釣れる。大きいのは40センチほどになる。おたまじゃくしのお化けのような体系。黒っぽくて、ぬめぬめしている。夜行性で夜間によく釣れる。懐中電灯に照らされた姿はますますグロい。しかし一皮むけば白身で上品。冬季が旬で、内臓ごと鍋物にするといいダシがでてとてもうまいのだ。焼き物や干物などにもする。
(写真説明②)
実は美味なドンコ
 

「エゾ…」なのに東北の郷土料理とは
 
 「どんこ汁」は東北・三陸沿岸の郷土料理だ。青森県の階上(はしかみ)町では、汁を無料でふるまうどんこ祭りも開催されている。すすきのの知り合いの板前は、釣り人にせがんでは店で汁物に使う。どんな魚か知らず「うまい!」と感動している客を前にニヤニヤしている。せっかくエゾ…という名前がついているのに、地元で知る人ぞ知るではもったいない話である。
 あのゴッコ(同ホテイウオ)だって結構グロいけど、今はすっかりメジャーになりスーパーでも見かけるようになった。若い女性が、コラーゲン効果で肌がつるつるになると喜んで食べている。名前がかわいい?から救われた。ドンコもエゾッコなんて名前だったら少しはましだったかも。販売用の名前もあっていい。マスコミももっと取り上げてほしい。知事も食べて、もっと未利用魚をPRせよ。
 アブラコ(同アイナメ)は本州では寿司だねにもなる高級魚でキロ当たり何千円もするという。北海道では刺身ではあまり食べない。ガヤ(同エゾメバル)もそうだ。これらは運賃をかけても本州で高く売れるので、こちらで無理に売る必要がないのだろう。地元にせっかく美味しい魚があるのに外国から養殖のサケなどを輸入して食べている。かくして水産物の自給率は低迷したままだ。そんな国でいいはずがない。釣り人は、地元の魚の良さを知っている。魚離れが問題になっているが、子どもの頃から釣りを体験すれば知識が身に付き食べるようになる。まさに食育の最前線だと思う。


 ほとんどボランティアで釣りの振興に取り組んでいる。釣りに限らず何事も趣味の分野は、奥が深く魅力的なのだが、入り口はなるべくシンプルで分かりやすい方がいい。その点、釣りには反省しなければならないことがあると思う。釣り道具の解説などに使われる長さや重さ、太さなどの数量標記が実にややこししいのだ。
 例えば1月からゴールデンウィークぐらいまでがシーズンのサクラマスの船釣りがしたくて、釣具店などの訳知りに説明を求めたりすると、こんな内容の話になる。
 「太平洋沖なら釣り場までは10海里ほど。速度は平均10ノットだから約1時間ですね。水深は120m。仕掛けはハリが17号でハリスは45cm。ハリの間隔は1ヒロ。バケは700g。マスがだめなら、オモリを200号に換えて底狙いでスケソウも釣れます。竿は120号の2・4mが使いやすいかも。電動リールにはPE6号ラインを300m…日本海のシャクリ釣りなら、重さは180gから250g…ルアー釣りなら、ラインはPE2号か3号で、ショックリーダーは50ポンドを3m、リールはダイワなら3000番、シマノなら4000番クラスかな。ロッドはルアーウェイトが4オンスから6オンスぐらいで6フィート前後ですね…」。
 釣りをしない人にはちんぷんかんぷんだろうが、内容はともかくこの話に出てくる釣り道具の長さや重さ、太さなどを表す数量表記の種類の多さにあきれるのではなかろうか。メートル・グラム法あり、ヤード・ポンド法あり、そして「号」というのは尺貫法のなごりである。しかも号はオモリの重さや釣り糸の太さ、さらに釣りバリの大きさも表す。これだけでも結構ややこしい。
 オモリの1号は1匁に当たり3・75gだ。1号より小さなオモリには「B」とか「G」といった表記も使われる。ただし、2号は1号の倍の重さだが、2B(0・75g)は1B(0・55g)の倍ではない。
 糸の太さは、ナイロン糸の場合の1号は直径0・165mmで2号は直径0・235mm、こちらも倍ではない。
 

尺、フィート、ポンド…
和洋の単位が混在
 
 ヘラブナ釣りでは竿の長さを今でも尺(1尺=30・3cm)で表すのが一般的だ。ヘラブナ釣りは大正時代から行われてきた日本発祥の釣り。これには和竿、つまり竹製の伝統的な釣り竿を用いてきた歴史があるからだ。話に出てくるヒロ(尋)は、尺貫法では深さを表す。1ヒロは6尺だから180cmということになるが、釣りでは両手を広げた時の長さを表し150cmを意味することが多いようだ。
 ところが欧米が発祥の地であるルアーフィッシングやフライフィッシングの釣り具の場合、たとえ日本製でもとたんにヤード・ポンド表記になってしまうのである。
 メートルやグラムは10進法だが、1ヤード(0・9144m)は3フィート、1フィートは(0・3048m)は12インチ(1インチは2・54cm)、1ポンド(0・45359kg)は16オンス(1オンスは28・3495g)というのも話をさらにややこしくしている。“6・5フィート=6フィート5インチ”だと思っている釣り人は意外に多いのだ。
 ハリの大きさを示す号もルアー釣り用のフックの場合は、「1/0」や「♯」などという表記が号と混在している。リールの大きさを示す「番」のように、メーカーによって、基準や表記法がまちまちなのも混乱の元だ。「趣味の世界だから…」とか「慣れてしまえば…」などと言われればそれまでだが…。有名な村越正海さんが、著書の「熱釣生活(釣考無限偏)」の中で、「ルアーフィッシングの数量表記に意見あり!」と、同様の思いを書いていた。問題があると感じているのは私だけではないようだ。




釣り魚の寄生虫について
釣りと魚のよもやま話(37)ヤマミチ・マサカツ
(ウイングサッポロ2011年2月号掲載に一部加筆)


 釣り人が大好きなサクラマス。太平洋の胆振、日高沖や日本海の後志・檜山沖などでの船釣りや、近年は海岸での釣りも盛んだ。この釣りは餌を使わない。船釣りは毛バリやシャクリといわれる疑似餌など、海岸ではルアー釣りである。スポーツ感覚の釣りスタイルとハリに掛かった時の魚のファイト、そして味が良いのも人気の理由だ。新鮮なら生で食べてもうまい。
 しかし、生は寄生虫がいるので凍らせてルイベにする。家庭用の冷凍庫はそんなに温度が低くないので、時間をかける必要がある。サクラマスに寄生することで知られているのはサナダムシの幼虫だ。以前、釣り好きでサケマス類を食すのが大好きな美人女性から、お腹にサナダムシを飼ってしまったと聞き驚いた。虫下しを飲んでから病院でお尻をむき出しにして引っ張り出してもらったら、3メートルぐらいあったという。
 北大の図書館で「さかなの寄生虫を調べる」(成山道書店)という本を見つけた。著者の長澤和也さんは北海道立水産試験場にも在籍していた寄生虫の研究者だ。本書は素人にも読みやすく、とても勉強になった。サクラマスのサナダムシについても書いてあった。それによると、サクラマスに寄生しているサナダムシ(日本海裂頭条虫という)の幼虫は1~2センチの白色ひも状で、主に背中の筋肉に入り込んでいる。サクラマスのほかカラフトマスなどにもいる。
 人にサナダムシが寄生してもほとんどの気付かない。今は良い薬があり治療も簡単で、むやみに恐れる寄生虫ではないそうだ。
 


アニサキス症の最多発国は日本
 
 よく見かけるのは、スルメイカなどに付いている白い米粒のような寄生虫だ。これはニベリン条虫という虫の幼虫だ。けっこう動き回るので気味が悪いが、水産試験場から効いた話では、間違って食べても害はないそうだ。釣り魚として人気があるクロゾイには黒いゴマのような寄生虫を見かける。これはリリアトレマ・スクリジャビニという舌を噛みそうな名前の虫の幼虫だ。もっとも黒い色のゴマそのものは寄生虫ではなく、幼虫が魚の筋肉中に入ると異物反応によって袋状に覆われ、袋にメラニン色素が沈着してゴマのように見えるのである。この袋をはがしてやると、中から白い半透明の虫が出てくる。こちらも人体には害がないが、煮ても焼いても黒い色には変化がないので、見た目が良くない。少なければ取り除けばいいが、びっしり入っているとうんざりして食欲もおきない。
 怖いのは、やはり有名なアニサキスだろう。人体では胃や腸に取り付いて激しい痛みを引き起こす。「さかなの寄生虫を調べる」によると、アニサキス症は1960年にオランダで最初に発見された。ドイツではアニサキスのことがテレビで報道されたところ、数カ月の魚類消費量が半分以下に落ち込んでしまったというから穏やかではない。アニサキスと似ているシュードテラノーバという虫も胃で激しい痛みを引き起こす。魚を生で食べる日本はこの二つの虫による症例の最多発国だ。アニサキス症は、先ほどのスルメイカからの感染も多い。身の裏側からよく見ると白いチョークで印を付けたようなところがある。包丁の先でほじくるととぐろを巻いた白い虫が出てくる。アニサキスは最終的には鯨やイルカに寄生して最大で鉛筆ほどの大きさになるそうだ。最近は、ホッケも刺身で食べる人がいるとか。ある漁師は「うまいらしいが虫が怖いからホッケだけは絶対に生で食べない」といっていた。秋はサケやカラフトマス釣りが盛んになるが、これらにもアニサキスはいる。新鮮であっても、基本的に生では食べないのが常識である。




 雑誌に掲載するためこの原稿を書いたのは11月中旬だった。年の瀬を控え、今年一年を振り返って、来年に想いを馳せていた。釣りは自然が相手だけに、2010年は猛暑が釣り物にもいろいろと影響した。とくに冷水系の魚であるカラフトマスは不漁年でもあり芳しくなかった。サケについても、ご承知のとおり昨年の8割という不漁が、釣り業界にも影響した。網走方面では比較的良かったようだが、全道的には「釣れない。釣り具も売れない。全然だめだった」という声が多かった。税金をつぎ込んで、国民の蛋白源の確保のために、確立してきたサケの増殖事業なのに、飽食し贅沢に慣れた国民は輸入されたベニザケや、クスリ漬けの外国産養殖サケ・マス類を回転寿司屋などで、ファッミリーで食し喜んでいる。国民に飽きられたサケ、すなわちシロザケはアキアジならぬ“飽きアジ”となり、さっぱり売れないから、成り上がり中国にごっそりと輸出して喜んでいる。それに味をしめて、ナマコもサンマも…どんどん輸出せよの大号令。日本の水産物の自給率が低迷する中、「北海道は自給率200パーセントだ」と偉ぶって、我関せずである。サケの不漁については、地球温暖化など諸説あるが、どれも研究不足、説得力不足。サケは古くから、神様がアイヌの人々に送ってくれた宝物である。そして今まで、漁業者が出稼ぎせずに済んだ恩人である。近年の不漁は、北海道のサケに対する冷たい仕打ちに、神様がきっとバチを当てたのだろう。
 

暖流系の魚は絶好調
 
 それに対して暖水系の魚は活況を呈した。札幌からも近い積丹沖のブリは、夜も昼も釣れるとあって釣り船は大忙しだった。10キロ級ともなれば魚のパワーもすごいので、釣り人は病み付きになる。船頭さんによれば海水温は例年より高く、エサも豊富だったという。もちろん、食べてもほどよい脂の乗りで美味しい。釣り具もルアーなどブリ関係の品物がよく動いた。先日、関西の人と話す機会があり、こちらではブリ釣りが人気ですと言ったら驚いていた。アオリイカを釣ったという話もよく耳にするようになった。これまた南の人気ターゲットである。もっともこちらでは、胴の長さが15センチほどでさほど大きくはない。渓流釣りでもヤマベ(ヤマメ)が良かった。暖かいためにエサとなる虫が多く、太っていたという。
 我が(財)日本釣振興会北海道地区支部は8月に、札幌の中心部に近い豊平川で釣り大会を開催したが、23センチほどもある大きなヤマベを釣った人もいて驚かされた。護岸などコンクリートだらけの川に野生のサケが上り、ヤマベが棲む。水質が良くなっていることもあるが、そのたくましさには驚かされる。ところで、中心部の豊平川の河川敷には、水遊びのためなのか、人工の小さな水路のような造作を施した小公園風の施設が何ヶ所かあるが、いつも川底がむき出しで水が溜まっているのを見たことがない。あれは一体なんなのか。ひょっとしたら、水を流している時期もあるのかも知れないが、わずかな期間のためだけにそんなものを作ったのだろうか。無駄使いとしか思えないのだが…。それよりも川岸に木の1本も植えてほしいものだ。
 
 
はたして山ガールはブームとなるか
 
 テレビのワイドショーで、2011年にはやりそうなものの特集をしていた。2010年は山歩きをする“山ガール”というのがはやったので、2011年は“釣りガール”が注目されるというのだ。確かに、アウトドアライフに目を向ける女性は多いようだ。2月4日、5日、6日の3日間、日本の二大フィッシングショーの一つである「フィッシングショーOSAKA2011」が開催された。一般のマスコミもけっこう取材に訪れてくれたそうだが、世間の関心のわりには、釣りガールを意識した展示が少なく、主催者ですら釣り業界との温度差を感じたという。目先の売り買いに汲々としている小商人集団の釣り業界の意識など、所詮そんなものかもしれない。あなたまかせで、カネと知恵と体を使って、自らブームを起こそうなどという意欲も力もないのが、釣り業界だといっても過言ではない。そんな三流業界をみすかして、規制などで締め付けたところで反発もろくにできないだろうと、関係当局になめられていることも釣り業界は、厳しく見つめて、大いに反省すべきだろう。

 1月23日、石狩市の茨戸川でおきたワカサギ釣り客による一酸化炭素中毒死亡事故を受けて2月4日、地元の石狩市、消防所、警察などの関係団体による協議会が開催され、注意喚起のための対策を実施することになった。(写真説明)石狩・茨戸川のワカサギ釣り風景。川の博物館付近
 石狩市では市のホームーページで注意するよう呼びかけたり、マスコミ、釣り団体などへの協力要請を行う。警察ではチラシ(※PDFはこちら)を作成して釣り場で配布している。(財)日本釣振興会北海道地区支部にも協力要請があった。日釣振では既に、1月28日に札幌市で開催された北海道釣用品組合連合会の会合でこの問題を取り上げ、出席した釣り問屋、釣り具メーカー、釣りサークル、釣具店、釣りマスコミなどに、釣具店の店頭での声かけやチラシの掲示したり、新聞、雑誌に記事を掲載するなどの啓発活動を行うよう要請。その場で現場に指示を出している出席者もいた。また、日釣振関係者によるラジオ番組(FMアップル)による啓発も行っている。
 
テント内は火気厳禁がベスト
 
 茨戸川の死亡事故はテント内で練炭を燃やしたことによる一酸化炭素中毒。十分換気をすれば大丈夫といわれるが、寒さをしのげる程度の換気とはどの程度なのかは、各人の感覚的な判断によるもので、はなはだ心元ない。寒いと感じるほどの換気ならテント内に持ち込む意味はない。窓やテントの入り口が開いていて換気はできていると思っても、風向きなどによってはテント内に一酸化炭素が滞留する可能性もある。持ち込めばなるべく熱を逃がさないようにしたくなる。過信は禁物である。一酸化炭素中毒は変だと感じた時には、体が動かず手遅れになるという。したがって、どんなに寒くても、テント内に、炭、灯油、ガスなどによる火鉢、七輪、ストーブ、コンロなどを持ち込むことは厳禁とした方がいい。火気を持っていくならテントは持って行かない。逆にテント持参なら火気は持っていかないくらいがいい。ワカサギ釣りなどの釣り客による一酸化炭素中毒の事故は毎年のように、何件か起きる。テントに限らず、車内での火気による中毒死のケースもある。ベテランにとっては当たり前のことでも、初心者は油断してしまうことも多い。初心者を釣りへといざなうマスコミ、とくに釣りマスコミ、そして釣具店、メーカーなど釣り業界は、接客などを通じて、繰り返し注意するよう呼びかける必要がある。でなければ、立ち入り禁止などにより釣り場を失う結果となる。

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