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釣りの専門紙や雑誌など各種媒体に掲載された記事や、書き下ろしのエッセイなどを掲載。
※ 転載については許可を受けています。


釣り具でも知られた札幌・瑞宝舎閉店!? 2018.10.30
 株式会社 瑞宝舎(ずいほうしゃ・札幌市北区北10条西3丁目2番地)は、時計・宝石・貴金属・ギフト・各種物品販売を行っている大型店で、創業は1958年(昭和33年)、株式会社設立は1976年(昭和51)。今年(2018年)、創業60周年を迎えている。
 道路を挟んだ敷地には、「財貨事業部」と「贈貨事業部」の2つの店舗ピルと駐車場があり、「財貨事業部」の1階は 宝石・貴金属・時計・眼鏡、2階は文房具・事務用品・カメラ、3階は家電用品・バック・紳士、婦人靴、4階は 釣具・アウトドア用品・ペット用品。「贈貨事業部」の1階はギフト食品・生鮮食品・ガーデニング、2階は美術工芸品・ギフト小物・仏具、線香、3階はタオル製品・ギフト金物・ギフト洗剤・食器、4階はスポーツ用品・トロフィー・パークゴルフ用品と、まさにちょっとした百貨店並の豊富な品揃えを誇る。また、広告、宣伝、チラシなどの販促活動は、ほとんどしないことでも知られ、その分価格が安いというイメージが定着している。
 取り扱い品目の中では、特に贈答用品が有名で、地元ではゴルフコンペなどのトロフィー、賞品といえば瑞宝舎というぐらい知名度がある。釣り具のフロアにはペット用品もあるので、さほど広くはないが、一流メーカー品も含め、一通りそろっており、価格もそこそこ安いので、固定ファンもいた。
 しかし、今年の12月末で、全館閉店するとの話が業界を駆け巡っている。「最近、全従業員に閉店の説明があったと聞く」と業界関係者が話す。「約80人の従業員は寝耳に水で、全員解雇らしい」とも。理由としては、経営者の体調が悪く、後継者もいないといった事情もあるようだ。釣り業界としては、また一つ釣具店が減ることになる。札幌市中心部にある数少ない釣り具店だっただけに惜しまれる。問屋などの取引先にとっても痛手である。独立店舗ではないだけに、同業による買収などでの営業継続もままならない。
 気になるのは、建物や土地の行く末である。前述した事情が背景なら、恐らく売却による再開発だろう。敷地は広く、地下鉄12条駅、札幌駅にも近い一等地である。デベロッパーにとっては、魅力ある大型物件に違いない。マンション、ホテル、複合大型商業施設等々。札幌駅北口の将来像にも関わるだけに成り行きを見守りたい。
 瑞宝舎閉店の話題は、その後地元新聞でも記事となった。物件は京阪電鉄不動産が取得した。
衰退への道歩む?道内の釣り業界 2018.5.25
 業界関係者によると、昨年から今年にかけて釣具店の閉店が相次いでいる。最大手フィッシュランドの釧路路星が浦店も昨年10月22日に閉店した。釧路には桂木店もありこちらは営業を続けている。また音更店についても今年2月28日に閉店した。フィッシュランドはこれで道内16店舗となった。このほか、余市町のラッキーも閉店した。ホームセンターだが、釣り具コーナーの品ぞろえはけっこう充実していた。ここで買ったブリのナイトジギング用のジグでいい思いをした経験がある。ホームセンターは資本力のある大手がしのぎを削っているだけに、地方の中小は経営が厳しいようだ。ホームセンター系では、ホーマックやイエローグローブの釣りコーナーが健闘しているという。ホーマックではエサがよく売れているとか。ここにエサを納入している道内メーカーが、本社工場を新設したことでも、好調ぶりがうかがえる。専業店では小樽のN釣具店、室蘭のM釣具店も閉店した。大手による寡占化が進む一方で、道内地方都市の衰退、少子化、人口減少、不漁、釣り場の減少など釣り環境の悪化が小規模釣り具店の経営を一層厳しいものにしている。
 そんな中、クローブライド(ダイワ)の札幌営業所も今年6月に撤退することになった。取引先の減少に加え、近年のサケの不漁によりルアーなどサケ関連の製品の販売が低迷していることが理由のようだ。北海道における釣りがさらに衰退しないよう、釣り業界や釣り団体は危機感を持って、真剣に対策を講じる必要がある。


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