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北海道アングラーズペンクラブ 【2021年記事一覧】![]() 事務局 TEL 011-709-1873 E-mail info@tsuritomo.net
釣りの専門紙や雑誌など各種媒体に掲載された記事や、書き下ろしのエッセイなどを掲載。
※ 転載については許可を受けています。
![]() 苫小牧港は「釣り人排除モデル港」?(12.6) 11月3日、国土交通省の「釣り文化振興モデル港」の指定を受け、来春の本格開放が予定されている苫小牧港東港区内防波堤(A)=通称1本防波堤で、有料の試験開放が行われ、その模様がNHKニュースなどに取り上げられるなど話題になった。た。その一方で、苫小牧港の他の各ふ頭、防波堤については、従来にも増して強い立ち入り禁止、釣り禁止措置が取られるようになった。 苫小牧港管理組合のホームページ上にも「岸壁などは関係者以外立入禁止」と題して、「岸壁やその背後の用地などは大型トラックなどの往来が大変多く、進入した人との人身事故や接触事故が発生する恐れがあり、大変危険です。また、岸壁と船をつなぐ係留ロープ付近は、ロープが断線することもあるため、絶対に近づかないでください。なお、港内では車両の海中転落事故等もたびたび発生しているため、関係者以外の立入りはご遠慮願います。今後、荷役作業に支障が生じる場合や防波堤などを含め進入を発見した際には、警察に通報することがあります」とある。 この件に関して、同管理組合に問い合わせたところ、「港湾の荷役作業の妨げとなる事案がコロナの影響もあり増えたことから、以前から設置していた看板に加え新たに啓発用の看板を追加し、11月中旬までに計24か所に設置したところです。罰則については、軽犯罪に抵触する可能性があります」とのことだった。 今後、1本防波堤以外は一切釣り禁止なのだろうか。同管理組合によると、苫小牧港において釣りができる場所、注意事項については次のとおりである。 @現在、釣りができる場所 (1)キラキラ公園 (2)入船公園 (3)勇払マリーナの緑地と親水防波堤 (4)施設が設置されていない砂浜海岸 A令和4年度から解放する有料施設 ※開放時期については、今後、管理組合等のホームページにて掲載予定。 (5)勇払マリーナの海上釣り堀 (6)東港内防波堤(A)(一本防波堤) ※漁港区については、漁業活動のための場所であることから釣りができる場所はない。キラキラ公園や入船公園については、他人に危害を及ぼすおそれのある行為や迷惑になるような行為等があった場合は、釣り禁止になる場合がある。 港と釣りの未来予想図 これまで釣り人が立ち入って釣りをしていた西港の漁港区、中央北ふ頭、中央南ふ頭、勇払ふ頭などや、1本防波堤以外の東港内のふ頭はすべて釣り禁止というわけである。こうした措置に「これではまるで釣り人排除モデル港だ」とか「釣り衰退モデル港だ」、さらには「まんまとはめられた」といった声まで聞こえてくる。しかし、苫小牧港のふ頭内や漁港区等への港湾関係者以外の立ち入り禁止については従前からのものであり、釣り人はゲリラ的に利用してきたにすぎない。港湾には本来、釣り人の居場所はなく、招かれざる客なのだ。港と釣りの問題で白黒付けようとしたら、必ず釣りは黒になるのである。 釣り人のマナーの悪さや事故などによって、今後100%釣り禁止になるかもしれない港湾において、例え一部であり有料であろうとも解放されることは、ずっとましなのだと受け止めるべきである。今回の事例は、Sustainable Fishing(持続可能な釣り)を求めていく中で、今後のあるべき港と釣りの姿を示す先例であり、勇払マリーナの海上釣り堀の設置も含め、まさに画期的といえる。 モデル港の指定にあたり働きかけた(公財)日本釣振興会は、港での釣り場開放に向け積極的に活動していく方針であり、釣り人との絶え間ない“戦争”にあえぐ港湾も多いだけに、今回のケースを参考に道内においても第2、第3のモデル港が誕生するかもしれない。 ただ、やりっぱなしではなく、釣り人や地元釣り業界などにアンケート調査などを行って、その効果、影響などを検証し、今後のあり方に生かす必要がある。釣果情報の発信、データの蓄積、釣り大会等のイベント開催による魅力度の向上など、運営サイドの努力も欠かせないだろう。解放された場所が、ほとんど魚が釣れないために釣り場として機能しないといった問題も起きるかもしれない。その場合は、どのような措置を講ずるのか。釣り公園として立ち行かなければ、返上することになるのか。不満を抱える釣り人が先鋭化して、新たなトラブルが生じる懸念もある。本当に「釣り人排除」「釣り衰退」となっては、本末転倒である。 海や川で2020年9月〜2021年12月に釣り人23人死亡!!(2021.11.5、12.22追記) 海や川で2020年9月〜2021年12月に釣り人23人死亡!! 父親の釣り中に水遊びの7歳児も死亡!! テント内での一酸化炭素中毒死も!! ※釣り振興は悲劇へのいざないかもと悩むこの頃…。 コロナは緊急事態宣言解除も、釣り中の事故は「緊急事態」続く!! <2020年9月〜2021年12月に起きた釣り人死亡、行方不明事故> 2020年9月 新冠川で男性1人、岩内港で男女2人死亡。 2020年10月 泊村の磯で男性1人死亡。 2020年12月 余市港で男性1人死亡。 2021年1月 白老港で男性1人死亡。その後、同港は釣り禁止となった。 2021年2月 泊村の海岸で男性1人死亡。 2021年4月 寿都町弁慶岬で男性1人、オホーツクの湧別川で男性1人が死亡。 2021年6月 根室の漁港で男性1人が行方不明、その後死亡確認。室蘭港で男性1人死亡。札幌市定山渓・さっぽろ湖で父親の釣り中に、連れの男の子が溺れて死亡。道東の標津川で男性1人が死亡。 2021年8月 羅臼町の漁港で男性1人死亡。 2021年9月 枝幸町徳志別海岸で男性1人、函館の漁港で男性1人死亡。 2021年10月 浜頓別町の頓別川で男性1人、浜中町の海岸で男性1人、岩内港で男性1人が死亡、網走・藻琴海岸でサケ釣りの男性1人が死亡。 2021年11月 網走沖で男性1人死亡、白老港で男女2人死亡。 2021年12月 函館港で男性1人が死亡。 ◆◇◆◇◆ 海や川で釣り人の死亡事故が相次いでいる。昨年9月中は、新冠川で男性1人、岩内港で車が転落して男女2人、函館でプレジャーボートが転覆して男性1人が死亡。10月には、泊村の磯で男性1人が転落して死亡した。12月にも余市港で釣り人が乗った車が転落して男性1人が死亡するという事故が起きている。 年明けの1月には白老港で釣りに来ていた4人が乗った車が海中に転落して1人が死亡。2月にも泊村の海岸で男性が海中に転落して死亡する事故が起きている。4月20日、寿都町の弁慶岬で釣りをしていた男性3人が、高波にさらわれ、1人が死亡した。さらに4月29日、オホーツクの湧別川で釣りをしていた男性が流され死亡している。 6月3日には、根室の漁港で釣りに来ていた高齢男性が行方不明になり、海に転落した可能性があるという。さらに6月6日、室蘭港の北外防波堤で渡船により夜釣りをしていた男性が海中に転落して死亡した。ライフジャケットを持っていったのに着用していなかったという。6月12日には、札幌市南区定山渓のさっぽろ湖で、父親が釣りをしていたところ、一緒に来ていた子どもの7歳男児が溺れて死亡した。男の子は水遊びをしていたようだ。釣りに夢中になり、子どもから目を離してしまったのかもしれない。6月17日には、道東の標津川で釣りをしていた高齢男性が流されて死亡した。 根室で行方不明になった男性は8月になって、その後見つかっていた遺体の男性だと判明した。8月31日には、羅臼町の相泊漁港で男性が浮いているのが発見され、死亡が確認された。仲間と釣りに来ていたという。9月にも死亡事故が相次いだ。7日、枝幸町の徳志別海岸で、サケ釣りに来ていた高齢男性がおぼれて死亡した。16日には、函館の大舟漁港でも釣り人が死亡した。誤って転落したようだ。 10月7日、浜頓別町の頓別川で釣りをしていた高齢男性が流され行方不明になった。その後、下流で発見されたが、死亡が確認された。10月9日、浜中町の湯沸(とうふつ)海岸へ釣りに行った男性が行方不明になり、その後遺体で発見された。また10月10日には、岩内港防波堤付近で仲間と釣りに来ていた20代男性が海中に沈んでいるのが発見され死亡が確認された。海中に転落したようだ。さらに10月24日、網走の藻琴海岸で、サケ釣り来た男性が寝泊りしてたテント内で死亡しているのが見つかった。テント内に持ち込んだガスバーナーにより一酸化炭素中毒死したとみられている。ワカサギ釣りシーズンに限らず、釣り中に火気を使用して一酸化炭素中毒となった事故は過去にも起きている。例えば、車内で暖を取ったり、煮炊きすることで起きたケースである。閉鎖的空間での火気使用には十分注意しなければならない。 11月2日、網走市二ツ岩付近の沖合いで、ゴムボートが転覆し乗っていた男性3人のうち1人が死亡した。事故当時は高さ1b以上の波があり、高波により転覆したとみられている。釣り場は二ツ岩から数キロ離れた網走港の帽子岩付近でサケ釣りをした後、風が強まったため車を止めた二ツ岩までもどる途中だったようだ。現地の様子に詳しい釣り船の船長によると、多いときは50隻ほど帽子岩周辺にゴムボートなどが集まるという。ゴムボートの利用者は、網走川の河口近くにあるオホーツク文化交流センターエコーセンター(エコーセンター2000)の駐車場に車を止め、網走川の岸からゴムボートを出して川を下り、釣り場まで向う人が多いという。また、今回のように、二ツ岩付近に車を止めて釣り場へと向うボートも、多いときは7、8隻いるという。年々ゴムボートが増えたことで、操縦マナーの悪さも目立つようになった。照明もなしに真っ暗なうちから海に出る、漁船の前を横切る、川の中で前を行く船を無理に追い抜く、ボートの上で立って釣りをするーといった危険行為である。今回の事故は海況を甘くみた結果だが、網走在住の漁業関係者の知人も、いずれこうした事故が起きることを予測し心配していた。 この事故が起きた翌日の11月3日には、白老港で恐らく夜釣りにきた高齢の夫婦が、車の操作をあやまり海中に車ごと転落して、2人とも死亡した。白老港では前述したように1月にも、車が転落して1人が死亡している。この事故を受けて同港は釣り禁止になっている。 12月12日には、函館港の万代ふ頭に釣り来た男性が行方不明となり、翌13日に死亡が確認された。誤って海中に転落した可能性がある。 当サイトが知る限り、2021年1月から12月(22日現在)までに海や川で死亡した釣り人は17人となった。今後は氷上ワカサギ釣りの季節となる。毎年のようにテント内で火気の使用による一酸化炭素中毒事故が起きている。くれぐれも注意してほしい。 港などでの釣りの事故は北海道に限らず、全国で多発しているが、道内だけでもここ1年あまりで、これほど多くの釣り人が死亡したり、行方不明になるのは、まさに異常事態、緊急事態である。夜間の釣りは特に危険。単独釣行も避けるなど、安全への配慮が欠かせない。川釣りは、増水時などに流され、亡くなるという事故も過去に何度も起きている。川岸からの転落、川への無理な立ち込み、渡川などには十分注意しなければならない。クマの出没しやすい地域もある。もちろん、釣り場への行き帰りの運転にも注意が必要だ。とくに高齢者は、一般公道でも事故を起こしがちで、周知のとおり悲惨なケースにもなっている。夜間に暗い港で運転するのは、一歩間違えば、死に直結することを忘れてはならない。 グロブラ、シマノはコロナ太り決算 (2021.8.3) 日本の釣り具メーカー最大手であるグロブラことグローブライド梶A旧ダイワは5月13日、2021年度3月期決算短信(連結)を発表した。2021年度の売上高は1000億円超の1003億400万円(前期比13.6%)。営業利益は74億500万円(前期比104.9%増)、経常利益は71億4500万円(前期比131.6%増)で、過去最高益を更新した。国内市場での売上高は720億9000万円、前期比11.2%増と2桁超えとなった。 また、グロブラに次ぐ大手メーカーであるシマノの2021年12月期の釣り具部門売上高見通しは945億円(前期比18%増)でこちらも好業績となりそうだ。新型コロナウィルス感染拡大により、釣りを始める人が増えたためとされる。シマノは本業の自転車部品も、コロナ禍が追い風となり、売上高は4050億円(前期36%増)となる見込み。 もっとも、これはいわばコロナとの戦いによる「戦争特需」であり、釣り業界の実力といえるかどうかは、はなはだ疑問である。コロナ前は、とくに国内においては少子化やレジャー、娯楽の多様化の中で悪戦苦闘しているという印象だった。好業績とはいっても、コロナによって行き場を失った「レジャー難民」が、たまたま釣りという「避難テント」に集まっただけなのかもしれない。まともな経営者なら、当然浮かれてなどいられないと思っているはずである。釣り普及の障害といわれる「思ったよりおカネがかかる」「分かりづらくてめんどうくさい」「魚がつれなくてつまらない」などといったイメージを抱かせないよう、業界を挙げてこれまで以上に努力していく必要があるだろう。 苫小牧東港の通称フェンス前≠ヘ私有地!?(2021.3.11) 苫小牧東港の北電火力発電所前の通称フェンス前℃辺の岸壁は、昔からさまざまな魚が釣れる有名釣り場だが最近、ある釣具店から「北電の私有地になり立ち入り禁止となったため、釣り情報をマスコミなどに提供するのはやめてほしいと管理組合から言われた」と聞いた。そこで、北電に聞いてみたところ、「…苫東厚真発電所前に面した海岸は、弊社の所有地ではございません。弊社とは資本関係のない所有者様でございます…」とのこと。そこで、苫小牧港管理組合にも聞いてみたところ、「東港の北電火力発電所前の岸壁や土地については、従前から私有地(民間会社所有地)であり、基本的に当方から釣り場の情報についてマスコミに提供しないようお願いすることはありませんが、港湾区域内において、過去に死亡事故が発生した際に、関係企業等から注意喚起等を要請した可能性はあります。また、当方が管理する港湾施設においては、過去に釣り人による痛ましい転落死亡事故や不法占拠などによるトラブルが発生し、具体的な釣り場の情報の掲載を控えていただくよう、マスコミに依頼した経緯はあります」とのことだった。回答にある民間会社はどこかは分からないが、私有地であることは間違いないようだ。となれば、私有地に勝手に入り込み、そこで釣りをするなど、通常は許されない。そこでの釣り情報を提供するのも、残念ながら自粛するしかないだろう。 |
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